軽量シューズの使用+裸足走行練習=効率のよいフォーム
ダニー・アブシャー ニュートンランニング共同設立者
ナチュラルランニングは、にわかにランニング界の革命となっています。もう始めていますか?
軽量でハイパフォーマンスなランニングシューズの登場に加え、ナチュラルランニングに関する本もベストセラーになっています。ニューヨーク・タイムズ、ロサンゼルス・タイムズ、デンバー・ポスト、ワシントン・ポスト、ナショナル・パブリック・ラジオをはじめとするメディアでもとり上げられ、ナチュラルランニングは最近大流行です。
堅い地面の上を最も純粋な形、すなわち裸足で走るときに人間の身体が自然にとる走り方。それがナチュラルランニングです。つまりミッドフット/フォアフット(拇指球のあたり、つま先ではありません)で軽く着地し、筋肉に過剰な力をいれて蹴りだすかわりに、すばやく地面から足を引き上げる効率的な走法です。ナチュラルランニングを習得すると、より力強く、効率良く走れるようになり、筋肉や腱を酷使することによって生じる故障も軽減します。
ナチュラルランニングの基本は、裸足、もしくは軽量でシンプルな作りのランニングシューズを履いて走り、足が固有感覚をもつ、つまり一歩踏みだすごとに地面を感じることにあります。ソフトな芝生、湿った砂、または平らな歩道を裸足で走ってみると、身体が自然になるべく筋肉に力をいれないで地上を移動することがわかります。かさ張らないランニングシューズで歩道、コンクリート、固めのトレイルで走るときも同じ原理です。
足で地面を感じることで、ストライドが軽くなり、姿勢をまっすぐに保ち、リラックスして腕を振り、やや前傾姿勢をとることができます。 ミッドフット/フォアフットで軽く着地し、すばやく足を引き上げ、新たな一歩を踏みだす動き。それが、前進動作とともに身体を保護する最も効率的で自然な走り方です。逆のいい方をすれば、人間の身体は、ヒールストライクを繰り返すことによって生じる鈍的外傷を受容する構造になっていないため、堅い地表を走っている時は特に、踵から着地しないようにできているのです。ヒールストライクでは、効率のよい正しいフォームにはならないという点からみると、これはよいことです
安全な環境で裸足で走ると、最新式のランニングシューズ使用時に使われることのない、足や足首、ふくらはぎなどの筋肉を鍛え、ナチュラルランニングのフォームが改良できます。ランニングのエリート選手やトライアスリートの多くが、ソフトな芝生の上を裸足で走る練習を週間トレーニングメニューに取り入れています。しかし、足やふくらはぎの筋肉、大腿屈筋、足底腱膜、アキレス腱を酷使することにもなるので、裸足走行は少なめにすることが重要です。
最近のランニングシューズのほとんどがヒールストライクを助長し、地面を足で感じるフィードバックができにくい作りになっています。ニュートンシューズは足の一部となって、接地の際、道路、歩道、堅めのトレイルから受ける衝撃を回避する設計です。
特許を取得したニュートンのAction/Reaction Technology™(作用反作用テクノロジー)は、裸足での走り方、いいかえればナチュラルランニングを促し、衝撃吸収、テコの作用及び反発を助ける働きをします。ニュートンの独立研究所のリサーチによると、ニュートンシューズは、主に流通している他社のトレーニング/ランニングシューズと比較して、反発力が28パーセント高く、衝撃度が44パーセント低いという結果がでています。
ナチュラルなランニングフォーム の練習はシンプルなことですが、走り方の癖を矯正し、正しいテクニックを習得するには日にちを要するかもしれません。また、身体のしくみに応じた走り方に適するシューズを使用することも必要です。ナチュラルランニングを一度習得することで、長い将来、怪我や故障をせずに速く走ることができるようになるのです。
ダニー・アブシャーは米国コロラド州ボルダーに本社を置き、効率的なミッドフット/フォアフット走法に適したがランニングシューズを製造するニュートンランニングの共同設立者です。20年以上にわたりランナーやトライアスリートのための先進的なシューズを作り続けています。



